エドウィン 監督『第三の変数』

解説

『空を飛びたい盲目のブタ』(08)と『動物園からのポストカード』(12)のシュールな作風で国際的な評価を獲得し、2017年の『ひとりじめ』では一転、興行記録を塗り替えるヒットメーカーぶりを発揮したエドウィン監督。本作では再びシュールなタッチに戻り、東京を訪れた倦怠気味のインドネシア人夫婦と謎の民泊オーナー兼コンサルタントの3人が織りなす不思議な旅の点描が展開される。今回初めて監督とタッグを組んだ撮影監督は日本アカデミー賞優秀撮影賞など多数受賞経験のある大ベテラン芦澤明子。

あらすじ

舞台は東京。スーツケースを転がし宿泊先へ向かうインドネシア人夫婦、セカールとエディ。彼らを迎えた民泊の主・ケンジを見て、セカールの元恋人ジャティにそっくりだと驚く。ケンジは現代のアジア人カップルについて研究していると言い、彼らに協力を求める。どこか奇妙なケンジの行動と研究内容に戸惑いを感じるふたりだが、倦怠気味の夫婦の関係をケンジに見抜かれていると知り、反発しながらもいつの間にかケンジのペースに巻き込まれていく。ケンジが提案する3枚のカード。3枚目に書かれた「第三の変数」とは…。

キャスト

セカール役:アグニ・プラティスタ(インドネシア)
セカール役:アグニ・プラティスタ(インドネシア)

1987年オーストラリア生まれ、ジャカルタ育ち。2005年にロッテルダム国際映画祭への入選を果たした“Mengejar Matahari”(英題:Chasing the Sun)にヒロイン役で出演している。そのほか、“Cinta Tapi Beda” や“Pinky Promise”でもメインキャストとして出演している。その他Chubby Maxというクッキーブランドを立ち上げたり、Ark Motion Imagesを創立したりするなど、起業家としても活躍している。2006年にはPuteri Indonesia (Miss Indonesia Universe)で優勝を果たし、Miss Universe 2007でインドネシア代表として出場した。

コメント

『第三の変数』への出演は私にとって大変素晴らしい機会となりました。様々な課題が立ちはだかりましたが、100%の力を込め、お互いに支え合うことのできる完璧なチームと仕事ができました。これ以上のことは望めません。

エディ役:オカ・アンタラ(インドネシア)
エディ役:オカ・アンタラ(インドネシア)

1980年ジャカルタ生まれ。10代の頃にミュージシャンとして芸能活動を開始したが、間も無くして俳優に転向、次から次へと映画への出演を果たし、次第に大きな役を得るようになった。『三日月』(15)への出演で2016年インドネシア映画賞助演男優賞を受賞している。主な出演作には“Sang Penari” (英題:The Dancer)、 『V/H/S ネクストレベル』、『ザ・レイド GOKUDO』がある。サイコスリラー作品として初の日本・インドネシア合作となった『KILLERS/キラーズ』(13)では北村一輝とともに主演している。

コメント

このたび「アジア三面鏡」の皆さんと一緒に仕事できたことに感謝しています。作品は異色のストーリーゆえ、今までにないレベルのチャレンジとなりましたが、他国のスタッフ・キャストを交えた多言語の現場は常に楽しいものです。この作品に参加できたことを誇りに思っています。